XSR900にグラブバーを取り付けた話

 

XSR900にグラブバーを取り付けた話

1. どうして買ったのか

グラブバーはタンデムや取り回しの時に便利なので、あれば便利だ。
しかし、言ってしまえばそれだけでなくても何も困らない。
買った大きな理由は2022年のXSR900のフルモデルチェンジである。
対応パーツが徐々に減っていくと考えられるので、欲しいものはさっさとつけてしまうことにした。

2. 買ったもの


買ったのはFUNNY’S CUSTOM SERVICEのグラブバー、13,310円だった。
下記商品ページ。

取り付け方は下記の公式ブログに有った。
テールランプやウィンカーのついているリアフェンダーを外してリアフェンダーとシートの間に挟むように取り付けるので、元に戻すのも簡単そうだ。
他にもXSR900用のグラブバーはあったが、サイドカバー下に穴あけ加工が必要で面倒なのでこれにした。しかし、デイトナ製のグラブバーは穴あけは必要だが、8,000円程度でかなり安いので、一考の余地はあり。
参考にデイトナ製のグラブバーの商品ページ。

3. 取り付け

作業前に、道具は下記のモノを使った。
  • ソケットレンチ(10㎜)
  • ペンチ
  • ニッパー
  • ウエス
を使った。ソケットレンチやボックスレンチであれば問題が起こることはないだろうが、リアフェンダーのボルトが周りを壁で覆われた位置にあるので、作業前に手持ちのレンチで回せるか確認すると安心だ

3.1. シートロックのプレートを外す。

赤丸をつけた4つのボルトを外せば取れる。
私は勢い余ってシートロックのプレートからシートロックの部品を外してしまったが、外さなくても普通に取れる。

3.2. 配線を外す。

純正の配線はマジックテープ式の覆いでまとめられているので、それを剥がす。
(私の場合後付けのETCが結束バンドで止まっていたのでニッパーが必要だった。)
4つのコネクターを外す。
ウィンカーとナンバー灯のコネクターは爪を軽く起こしながら引っ張れば簡単に抜ける。
(一応同じものが楽天でも買える、DAYTONA デイトナ ウインカーコネクター040(3極))
他より大きいテールランプのコネクタ(3P090WPK-MT-T-F)が固いので、爪を起こしながらラジオペンチを使って抜いたが、もしかすると正式な簡単に外す方法があるかもしれない。
(私の場合、ETCの配線があったのでそれも外す必要があった。)

3.3. リアフェンダーを外す。

赤丸を付けた、リアフェンダーを支えながら、4つの袋ナットを外せば取れる。
普段は手が届かないところなので、ついでにウエスで取り付け部を綺麗にしておく。
(長い配線はETC用の配線なので普通はついてない。)

3.4.グラブバーを挟んで元に戻す。

後は元に戻していくだけだ。リアフェンダーを取り付け、コネクターをつなぎ、配線を覆い、シートロックのプレートを取り付ける。当たり前だが、ぐらついたりしていないことをよく確認した。
コネクターをつなぐ前に、元の位置に収まっていることを確認してからでないと、抜き差しを繰り返す羽目になる。(私はそうなった。)

以上で作業は終了
下記に取り付け後の外観を示す。





4.まとめ・感想

今回はグラブバーを自分でつけてみたが、想像以上に作業は簡単だった。
やることはネジとコネクターを外して取り付けるだけなので、恐らく普段こういう作業をしない人でも出来るだろう。とてもよく考えられている。
まだタンデムはしていないが、取り回しの際につかんでもがっちりとしている。
見た目もなじんでいる。特に単体だと妙に大きく見えて交換しようか迷っていたテールランプもグラブバーがあると程よい大きさに感じるのは、嬉しい誤算だった。
少し、他製品より高かったが、それだけの価値はあった。
グラブバーとは関係ない点で問題を見つけてしまったが、これは本題ではないので余談として書く。問題に気が付いたのも自分で作業したからなので、やはりバイクは自分でいじるものだなと改めて感じた。

以上、作業しやすい製品を作ってくれた、ヤマハとFUNNY’S CUSTOM SERVICEに感謝を捧げてこの文章を一旦終わる。

余談 イケてないETCの配線

今回の作業をしていてETCの配線がイケてないことが分かったので、参考の為に書く。
リアフェンダー側のナンバー灯の配線に割り込む形でつながっている配線が、タンク側に向かって伸びていた。この線を外せないとリアフェンダーが外せないので、配線を引っ張ってみたところズルズルと線が出てきた。
確認するとETCへつながる配線だった。
コネクタの殆ど隣にあるETCへの配線が、こんなに長く伸びていた。
恐らく、ETCのやり場を考える前に配線作業をしたのではなかろうか。
幸い途中にコネクタがあったのでそれを外して作業を続けることにした。
すると途中にあるヒューズボックスが穴にハマってしまった。
何とか押し込めて無理やり通したが、この配線をした人はリアフェンダーやライト類の交換の事を考えていなかったようだ。

このETCは一応そこそこの規模のお店に頼んでつけてもらったのだが、なんとも不格好だ。自分で作業する人でなければ気が付かないだろうし、困るのは作業するお店側だけなので問題になることはほとんどないのだろう。
友人にも話したところ、恐らくメインハーネス側を触りたくなかったのだろうという予想をしてくれた。そうだとしたら、間に分岐させるコネクターを挟んでほしかったが、そうするとコネクター分の値段も作業時間も増えるので普通はこれで問題ないのかもしれない。

私は残念ながらお店の想定するお客さんから少し外れているので、この配線はどこかのタイミングで自力で直そう。その時は、また記事しよう。
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